和田 陽一郎 [博士(工学)]

東京工業大学大学院博士課程を経て、2008年株式会社データフォーシーズ入社。同年、博士号(工学・東京工業大学)取得。入社後はデータサイエンティストとしてデータ分析業務に従事し、マーケティングや金融の分野を中心に多数のプロジェクトに参画。データ分析のみならず、システム開発、データ分析チーム構築のコンサルティング等も行い、プロジェクトリーダーとして数々のプロジェクトに携わる。2018年データサイエンスアカデミー設立に伴い学長に就任、カリキュラムの監修やデータサイエンティスト育成のコンサルティングを行うとともに、講師として講義も行っている。考えを深めるためのパートナーとして生成AIを多用しており、生成AIを使わない日はない…という状況である。

これから生成AIを活用したい人に向けて一言

生成AIは人間を代替するのではなく、能力を強化するツールだと感じています。例えばプログラミングでは、これまで多くの学習と経験が必要だった作業も、基礎知識があれば生成AIが難しい実装をサポートしてくれます。専門家に頼るしかなかったことが、少しの勉強とAIの力で自分でもできる時代になりました。私自身は専門的スキルを武器にしていた人間だったので、積み上げたスキルが陳腐化するのは少し寂しいものの、挑戦したかったことに取り組めるワクワク感の方が大きい状況です。まだ生成AIを使ったことがない方と、このワクワクを共有できたら嬉しいです。

活用体験談

私は主にChatGPTを活用しています。マイGPTsをいくつか用意し、電車やレストランの待ち時間などのスキマ時間にニュースやエンタメ、漫画の話題について気軽に会話しています。生成AI以前から、頭のいい人・よく物事を考えている人と対話する事で考えが深まる…という体験はしてきましたが、生成AIが出てきて、自分を深化してくれるパートナーが増えた感覚です。業務効率化が注目されがちですが、私にとっては思考を深める壁打ち相手としての価値が大きいです。誤情報も多いため、常に疑ってかかる姿勢も必要で、それがさらに自分の成長につながっています。
仕事ではプログラム作成やアドバイスを求めることが多いです。また、業務改善や顧客満足の向上を目指して様々な試行を重ねています(施行の結果は少しずつブログで公開したいですね)。現在は Microsoft 365 Copilotの本質的な使い方に特に興味がありまして、日々研究しています。

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