Watson Data Works の紹介 第1回

Watson Data Works の紹介 第1回

IBM Open for Data Summit Autumn

10月4日、IBMは秋の“Open for Data Summit”を開催し、同社が9月にリリースしたWatson DataWorks の紹介を行った。同製品では、多くの企業が分散して保持している大量のデータを集約し、データ分析のためのGoogle Docsのような共通のプラットフォームを提供している。

また、IBM Watson とSparkを組み合わせにより、分析の堅実性を維持しつつそのスピードと使い勝手を向上させている
(図1)。

 

図1:IBMのDataWorks概念図

図1:IBMのDataWorks概念図
出典:https://www.ibm.com/analytics/us/en/watson-dataworks-project/platform.html

IBMのDataWorksでは、社内外に分散しているデータに迅速簡単にアクセスできるようにするため、ダッシュボード(management-console:図2)で、データのアクセス状態や利用しているユーザー・カテゴリー関連などの各種測度などの情報を提供している。このデータの可視化には、PixiedustやBrunelなどを使い、自然言語でのデータ間の関連性や分類ができるように工夫されており、ひと目でインサイトを得ることができる。

 

図2:DataWorksのダッシュボード

 

またユーザー企業は、IBMのクラウドプラットホームBluemixからDataWorksツールにアクセスができ、企業内でのデータ分析専門職の必要性が削減でき人件費の節約が可能となる。また、データサイエンティスト、ビジネスプロフェショナル、アプリケーション開発者、データエンジニアなどの専門家が、DataWorksの共通のプラットフォームを利用することで協働することを可能にしている(図3参照)。

 

図3:会場で説明に使われた図

図3:会場で説明に使われた図

 

DataWorksの動力となっているIBM Watsonは、これまでも同社の成長と売上を支えてきた。このたび新しいユースケースが増えることによって、WatsonのDataWorksの主要部分には、IBMが今年初めに買収したThe Weather Companyの技術を利用している。その買収の目的は不定形データの分析にあったが、今ではお天気情報ばかりでなく、Watsonの助力も得て、企業のデータ分析方面に新たな市場を開拓しつつある。