今、個人資産情報のビッグデータが生まれつつある! ~話題のFinTech、および、ビッグデータ解析技術の可能性(その2)

今、個人資産情報のビッグデータが生まれつつある! ~話題のFinTech、および、ビッグデータ解析技術の可能性(その2)

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銀行のリテール部門にはいわゆる「外訪」といわれる営業の方がいます。この方たちは、ある一定水準の預金額を超えるお客様を担当していて、お宅に伺って資産管理の相談に乗ったりしています。…とは言え、この「相談」は、最終的には「投資信託を買いましょう」などに帰結する単なる営業だったりしますが…。

皮肉っぽい書き方をしてしまいましたが、双方にとって、表面的な相談に終始せざる得ない事情もあるかと思います。と言うのは、例えば自分の資産をいくつかの銀行口座に分けて管理している人でしたら、その資産額を伝えない事には、本当の意味での資産管理の相談はできないはずです。また、保有している資産だけではなく、毎日の生活でかかる費用の話もしなければ、やはり中途半端な相談で終わってしまうのです。逆に、複数にわたる銀行口座内の資産・様々な場所で使われている費用を一括で確認できるならば、もっと的を得た資産管理の相談ができるはずです。

実はFinTechなどという言葉が流行するはるか前から、そのようなサービスは存在しました。有名なところですと、アメリカの Mint.com というサービス。
https://www.mint.com/
2007年にリリースされたサービスですが、様々な金融機関に分散した口座・クレジットカードなどの利用履歴などを集約する技術「アカウント・アグリゲーション」をコアにして、複数にわたる銀行口座内の資産・様々な場所で使われている費用を一括で管理できるサービスを提供してきました。Mint.com の場合、これに資産管理関連のブログサイト「MintLife」をセットにして、爆発的に利用者を伸ばしました。日本でも同様のサービスは複数存在します。今、一番注目を浴びているのはマネーフォワードでしょう。
https://moneyforward.com/

サービス利用者の個人資産・出費に関するデータが運営会社に集まる仕組みになっています。利用者が増える事で、いよいよビッグデータ化しつつあるというのが最近の傾向です。そして、今、「ビッグデータ解析技術」を上乗せする事で、新たなサービスが生まれようとしています。(続く)

 

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